従来型の電気泳動装置の構造

従来の水平型電気泳動装置には、次のような問題点がありました。
・ゲル上部のバッファ電流が大きく、バッファを浪費するだけでなく余分な熱を発生する。
・温度上昇に伴うバッファの蒸発により蓋が曇り観察しにくくなる。
Mupid-Sの構造

Mupid-Sの最大の特徴の1つは、蓋の中央部が窪み、ゲル表面に接触することです。
これにより・・・
・ゲル上部のバッファ電流をカットすることで余分な熱の発生を抑制 し、さらにゲルへの
印加電圧が増加するため高速化する。
・蓋が曇らず、泳動の様子をはっきりと観察できる。
・ゲル内の発熱が気になる場合は、 蓋の凹部分に冷却水を入れて緩和できる。
という効果が生まれました。
Mupid-Sは手の平サイズの超小型電気泳動装置ですから、 バッファの量も従来の1/4
である60〜70mlに過ぎません。 無駄な電流を省いているからこそ、わずかなバッファ量
でも泳動が可能になっているのです。

さらに、泳動槽は波長260nm以上の 紫外光を通す特殊なプラスチックで構成しています。
また、蓋には紫外光をカットする材料を採用しました。
この組み合わせによって、試料またはゲルに蛍光剤を添加しておけば、蛍光剤には 十分
な紫外光を照射することができ、蛍光剤からの可視発光以外の光は蓋でカット されてしま
うため、蓋を通して泳動パターンを安全かつ鮮明に観察することができます。
もちろん、泳動中に紫外光を照射すれば、 泳動の様子をリアルタイムで観察すること
も可
能です。各材料の選別と曇らない蓋構造の採用により、このような長所が生まれ ました。
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